ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

国語の記述問題の採点に関するあれこれ

ひたすら採点をする一日。 国語のテストは記述問題と切っても切れない関係にあるため、テストの作成~採点の一連の業務は結構神経を使います。 他の教科はどんなんだろう。正直、国語の教師になって唯一後悔するのがこのテストの煩わしさだったりします。 …

「共通テスト記述問題」の採点を、大学生バイトに任せることに対する危機感

テストの採点をコツコツ進める中、大学入試「共通テスト」に関して不穏なニュースを発見し動揺を隠しきれないところです。 www3.nhk.or.jp 「大学生のアルバイトに高校生の答案の採点をさせる」、というなかなかのトンデモニュース。 うーん、ここまで来ると…

家にひきこもるのにもエネルギーが要る ――自宅待機は「灼熱カバディ」とともに

大雨のせいで(おかげで)本日は臨時休校。 やはりこの地域でもあちこちで水害が発生しており、爪痕は深そうです。 生徒たちは無事だろうか……、今のところ連絡は受けていないけれども、もしかすると連絡ができないようなひどい状況に陥っていないとも限りませ…

悪いことは言葉にすると本当になる

って誰かが言っていたような気がします。 つい先日、突発的な天災・人災によって予定が崩れたら困るなぁという話をしたところで、この大雨です。 www.yasuteru24.com weathernews.jp 「一年間の総雨量の半分が一日で降ってくる恐れあり」とかもうわけがわか…

「インクルーシブ教育」に関する講演を聞いての覚え書き

本日は勤務校に大学教授をお招きしての職員研修。 本題は「インクルーシブな高校」の在り方について。ただ、それに限らず、印象的な内容があったため個人的なメモを整理がてらまとめておきたいと思う。 【目次】 ①生徒を「対象」ではなく「主体」として考え…

痛みの名は

どうも梅雨の時期が来ると偏頭痛が酷くなる。 テスト関連で頭を使うということもあって気分は最悪だ。薬も飲んだしもう寝よう。 思えば私は中学校あたりから偏頭痛症状は出ていたのだけれども、20歳を超えるまではこれが「偏頭痛」だと認識していなかった節…

実りある「対話」に満ちた学校に憧れる

週末は思い出したように学校改革本を読みなおしていました。 シンプルな方法で学校は変わる 自分たちに合ったやり方を見つけて学校に変化を起こそう 作者: 吉田新一郎,岩瀬直樹 出版社/メーカー: みくに出版 発売日: 2019/03/15 メディア: 単行本 この商品を…

どうせやるのなら、学校行事とリンクさせた授業をデザインしたい

一旦作ったテストの微調整を続ける日々。 せっかく作るのなら、ただノルマをこなすだけの問題で終わるのではなく、なるべく意味のあるものにしたいところです。 となると、当たり前のことだけれども、定期考査については授業計画を立てる段階からはある程度…

忙しすぎて「脳みそがもう一つ欲しい」と思った時に思い出したいこと

最近より一層、なんやかんやと考えることが多く、毎度のことながら脳みそがパンク寸前です。土日でクールダウンせねばなりません。 つい最近までは、「ああ、自分がもう一人欲しい。分身の術をマスターしたい」と考えながら、『ナルト』を読み返していたわけで…

新たな概念を職場に取り込む際に大切なこと ――直輸入ではなく、適度なローカライズを

昨日の内容に関連してもう一つ。 最近この手の話題に興味津々なお年頃。 www.yasuteru24.com 閉鎖的な環境に新鮮な風を吹き込もう 勤務校は割と閉鎖的な環境にあると思っている。地理的にはもちろんのこと、私立校であることもあって職員全体の認識としても…