週末は思い出したように学校改革本を読みなおしていました。
シンプルな方法で学校は変わる 自分たちに合ったやり方を見つけて学校に変化を起こそう
- 作者: 吉田新一郎,岩瀬直樹
- 出版社/メーカー: みくに出版
- 発売日: 2019/03/15
- メディア: 単行本
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なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?
- 作者: 日野田直彦
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2018/08/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―
- 作者: 工藤勇一
- 出版社/メーカー: 時事通信社
- 発売日: 2018/12/01
- メディア: 単行本
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初読の時点で付箋をベタベタ貼っているので、基本的にはその箇所を拾い読みする程度。
改革の成功に必要なのは、十分なコミュニケーション
どれを読んでも改革に必要なのは「教員同士の対話」つまりはコミュニケーションのあり方をいかに見直すか、という観点。確かに教師の世界って、それぞれのやり方があって、相互不干渉の部分が結構見られるところです。クラス運営や授業の手法はもっとオープンにしてもバチは当たらないと思うんだけどなぁ……。
勤務校でも最近は各部署・各個々人で色々と時代に合わせて動いてきている感はあるけれど、「それが果たして十分に共有されているか?」と問われると全然イエスとは言えない状況です。そもそも誰も知らない水面下で動いていて、問題が起こった時にその存在が発覚することも多い。それなりの周知がなされているようなことであっても、その理念の共有・理解にまでは至っていないというのが正直なところ。
結果何が起こるかというと、疑心暗鬼による不毛な腹の探り合いや、酷い時には各自の取り組みの「孤立化」。「個性の発揮」と「孤立」は似て非なるものであり、後者は最終的に誰も得をしないようにできている。そうなったら最悪の場合は足の引っ張り合いにまで発展してしまうわけで、これは非常によろしくない。
勉強会をしたい
そろそろ有志を募った勉強会を開催しようかなぁ。自分一人でやっているとどうもモチベーションも上がらないし、考え方も偏ってしまうのが怖いところです。
具体的な研修の仕方や、開催への持って行き方については、『シンプルな方法で学校は変わる』が結構参考になります。
ただ、どう立ち回るかは慎重に行きたいところです。実際に勉強会開催までこぎつけたとして、それを生かすも殺すも開催者の腕一つ。藪蛇になっても困るので、相応の準備と根回しが求められます。自分勝手に動きすぎて下手に反感を買ったりした日には、本末転倒どころの騒ぎではありません。下手に規模が大きく、職員もたくさんいる分その辺りは難しいところです。さて、どうすっかなぁ……。
勉強会的なことをやるのであれば、テスト期間中が生徒も早く帰ってくれるため時間も取れるのでうってつけです。ただ、そこにはもう既に学校全体での会議や研修が入り込んでおり、更にはテストの採点もしなければならないわけで結局は忙しいことに変わりがないのもまた事実。
うーん、なかなかにハードルは高い。
まずは「Teams」等のグループウェアを使ったweb上での勉強会から始めるのが得策なのかもしれません。小さいことからコツコツと。