ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

国語の記述問題の採点に関するあれこれ

f:id:yasuteru24:20190708035521j:plain

 

ひたすら採点をする一日。

国語のテストは記述問題と切っても切れない関係にあるため、テストの作成~採点の一連の業務は結構神経を使います。

他の教科はどんなんだろう。正直、国語の教師になって唯一後悔するのがこのテストの煩わしさだったりします。

 

時間と労力を惜しげもなく注ぎ込めるのならば、記述問題にガッツリと配分を割けるのですが、どうしてもそこは妥協せざるを得なくなってしまうというのが正直なところです。テスト関連業務だけでご飯を食べているわけではないので、自分の業務量と生徒の評価を天秤にかけた上での絶妙な配分が毎回要求されています。

 

 

作成の巻

 

そんなわけで、問題を作成する段階から採点の事まで考える必要があります。

 

よくある失敗が、「欲張りすぎてそもそもテスト時間中に解ききれないようなテストを作ってしまう」というやつ。どう考えても50分のテスト時間では解ききれないだけの膨大な問題を作ってしまいがち。こんな鬼畜の所業では生徒の恨みを買うこと請け合いです。大抵は、解答欄が一枚の紙に収まらなくなってしまう問題もセットで発生する。

 

テストにて確認したいことは山ほどあるけれど、その全てを詰め込むのは得策ではありません。優先順位をしっかりとつけて、効果的な問題を作る必要があります。

 

 

採点の巻

 

そんなこんなでテストが無事終わったら、そこからは採点業務に突入。正直これが修羅の道。

 

大抵は生徒の解答を見て自分の見通しの甘さにがっくりと肩を落とします。

できていてほしいところが全くできていない。授業中にかなり力を入れて考えさせた内容だとか、サービス問題のつもりで作った問題が軒並み不正解だと、正直採点するモチベーションもダダ下がりです。

ただ、これはやはりこちらの側にも多大に問題があるため、現状とのズレを正確に認識し、修正をかけていかねばなりません。いつも思うけれど、テストって「生徒を試す」一方で「自分が試される」側面も併せ持っているから気が抜けません。機械的に採点するだけで終わらず、しっかりと自分自身にフィードバックを返してやる必要があります。

 

大量の生徒分の記述問題を採点する時には、短期間で一気に済ませないと、採点基準にブレが生じてしまいかねないというのもなかなかに厄介なところです。

全解答を、同一の基準で捌いていく必要があるのは当然のことなのですが、ちょっと油断するとどうしてもそこに揺らぎが生じてしまいかねません。事前に生徒の解答傾向を予測した上で、ある程度のパターン化はするわけですが、絶対にそんな想定の斜め上をゆく解答が飛び出してくるのが記述問題の面白いところ。それが明らかな誤答ならば話は早いわけですが、中にはこちらが全く意図していなかったアプローチで、こちらの意図した正答の要素に踏み込んできている秀逸な解答も飛び出してくるため、その判断は正確に下す必要が出てきます。これがなかなかに頭を使う。

 

そんな解答に出くわしたときには採点基準の引き直しを余儀なくされることもあり、時には後になってから100人近くの答案を遡って採点をし直すこともあるから侮れません。

 

 

大量の紙々、そして限界へ……

 

そんなわけでなるべく全員分を間を開けることなく採点しようと意気込んでいたら、疲労のあまり採点中に寝落ちすることも。

そしてふと目覚めて今に至る。この問についてはまた明日、最初からやり直そう。そうぼんやりと考えながら、もう採点は諦めて、ぼちぼちブログを書き始めた次第。