ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

忙しすぎて「脳みそがもう一つ欲しい」と思った時に思い出したいこと

最近より一層、なんやかんやと考えることが多く、毎度のことながら脳みそがパンク寸前です。土日でクールダウンせねばなりません。 つい最近までは、「ああ、自分がもう一人欲しい。分身の術をマスターしたい」と考えながら、『ナルト』を読み返していたわけで…

新たな概念を職場に取り込む際に大切なこと ――直輸入ではなく、適度なローカライズを

昨日の内容に関連してもう一つ。 最近この手の話題に興味津々なお年頃。 www.yasuteru24.com 閉鎖的な環境に新鮮な風を吹き込もう 勤務校は割と閉鎖的な環境にあると思っている。地理的にはもちろんのこと、私立校であることもあって職員全体の認識としても…

一冊の本に書かれた内容を全て受け入れる必要はない

テストを作らねばならないという時に限って、ついつい読書をしてしまう。 これは大掃除をしないといけないのについ卒業アルバムや卒業文集に夢中になったり、テスト勉強しないといけないのについ漫画を読み耽ったりしてしまうことに似ている。こんなことでは…

いよいよブログ連続更新150日目 ――やる気を出すにはまず自分のことを知るところから

さて、なんだかんだでブログの連続更新が150日目を迎えた。 一体いつまで続けようか、正直もうここまで来たら意地でもある。引くに引けなくなってしまったとも言う。 まぁ、そんなことはどうでもよくて、今回は定期考査の勉強に向けて生徒にどうやってやる気…

なぜ『山月記』における「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」というフレーズをほとんどの日本人が覚えているのか

おそらく日本人の大多数の大人が高校現代文の授業で『山月記』を学んだはずだ。そして、その中でもとりわけ鮮明に記憶に残っているフレーズに「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」というものがあるだろう。 なぜ、これらのフレーズはここまで人々の脳裏にしっか…

たかが考査、されど考査 ――「考査のための考査」からの脱却を

期末考査を作ろうと思いながらも、実際には構想を練るだけで終わってしまった日曜日。 いや、今週末は仕事をすまいと決意していたのでこれでいいか。明日から本気出す。 生徒のどんな「能力」を測るのか 昨年から「板書内容の丸暗記」に陥ることが無いよう考…

学校全体で「Teams」を導入して痛感する情報共有の大切さ

勤務校では、今年度よりMicrosoftの提供するサービス「Teams」を学校全体として導入している。 products.office.com これは「Slack」のような職場におけるコミュニケーションツールであり、さらに噛み砕いていえば、仕事に特化した「LINE」のようなものであ…

出張3日目 ――現実に引き戻される

何とか出張の全行程を終え帰校しました。 長期出張で学校を空ける際は、帰ってから自分のデスクを見るのが億劫です。 案の定、あらゆる資料がミルフィーユ状態になっていました。 クラスでも何やら一悶着あったらしく、週明けには手をかけていく必要がありそ…

出張2日目 ――長距離運転の孤独と退屈さを紛らわす

本日よりレンタカーを利用して、二手に別れての中学校巡り。ペアを組んでいた先生とも別行動になってしまいます。 となるとそこで生じるのは、眠気と孤独との戦い。 【目次】 ラジオを聴く ドラマCDを聴く J-ROCKを聴く 自分の声を聞く 俺の話を聞け ラジオ…

出張1日目 ――学校を離れて気付くあれやこれ

本日は生徒募集活動の出張1日目。 中学校を一校一校回り、勤務校のアピールをします。 もう既にお酒が入ってしまったので、出張1日目にて感じたことを箇条書きでまとめておきます。 ・自分が他校に乗り込んで始めて分かる、丁寧な対応のありがたさ。 →これ…