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学校全体で「Teams」を導入して痛感する情報共有の大切さ

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勤務校では、今年度よりMicrosoftの提供するサービス「Teams」を学校全体として導入している。

 

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これは「Slack」のような職場におけるコミュニケーションツールであり、さらに噛み砕いていえば、仕事に特化した「LINE」のようなものである。

 

個々人ではなく、全体でこうしたサービスを導入しているのは学校現場としては結構珍しいのかもしれない。かつて「Slack」の導入を画策していた私としても、願ったりな展開となっている。勤務校は私学ということもあってか、そのあたりは非常に柔軟に事が運んでいて大変喜ばしい限り。

この手のツールを導入するメリットは、昔書いた記事を参照していただければそこに全て書いているわけだけれども、本当に便利である。

 

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実際に昨日までは出張で県外に赴き、学校を長く空けたわけだけれども、その間も「Teams」内であらゆる業務連絡が飛び交っており、それをチェックさえしていれば学校で何が起こっているのかは最低限理解出来る。浦島太郎になってしまうことを防げるわけだ。

「いつでも」「どこでも」「誰にでも」一斉に情報を共有できるこの状況は、仕事の効率を上げることを考えると非常に望ましいことである。

 

ただ、問題が全くないかと言われればそうではなく、例えば今勤務校にて実際に起こっている問題としては、「情報機器の取り扱いやサービスの活用に関する教員の習熟度や、そもそもこうした先進的な取り組みを受け入れる熱意に差が見られる」ということだろうか。これまでになかった新たな仕組みを導入することで、少なからず職場に与える動揺は大きい。戸惑いや抵抗感を感じている教員は結構いるように感じられる。

 

でも、これって当たり前のことなのだ。

元々導入を希望し、サービスに対する知識と理解があった側にはほとんど抵抗は生じないわけだけれども、それ以外の大多数の人にとってはそうはいかない。自分たちで長年続けた独自の文化の中で楽しくやっていた所に、突然得体の知れない軍艦がゾロゾロやってきたようなものである。警戒・抵抗するなと言った方が無理だろう。

そこで大事なのは、やはり「コミュニケーション」だろう。このサービスで何ができるのか、そして、それがいかに我々の業務の効率化を助けてくれるのか。それらをしっかりと伝え、理解してもらって初めてサービスを活用してみようという気持ちも起ころうというものだ。

「コミュニケーションツール」の導入のために十分なコミュニケーションをとる必要性があるわけで、何とも逆説めいたものである。

 

最近では私も、微力ながら「Teams」活用のためのノウハウやtipsを共有すべく、なるべく初学者にも分かりやすいように発信するよう心がけている。

いくら「便利」とはいえ、それだけで全員が足並みを揃えてサービスの全てを活用するなんてことはありえない。組織が大きく、多様な価値観が入り交じっていればなおのことである。大切なのは、たとえ面倒であっても草の根的に理解を促すための活動を継続し、徐々にではあっても確実に同士を増やしていくことであろうか。

 

急いては事を仕損じる、とも言う。焦りは禁物だ。ただ、急速な時代の変化や、喫緊の課題である「教員の働き方改革」のことを考えればあまり悠長にも構えてはいられない。なるべくスピード感を持って、一刻も早く全体に浸透すべく、手を打ち続けていきたいものである。

 

今後は、多くの学校現場でこうしたサービスが導入されてゆけば良いなぁと感じる今日この頃。それほどに便利。本当におすすめ。

ただ、今述べたようにその道中には様々な壁があるのも確か。このブログでも、導入に際する注意点や、活用事例を紹介できればなぁとも考えているところである。

 

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