現在連日のように三者面談が実施されている。
2年生のこの時期では三者の認識を統一させるところに重きを置き、慎重に話をしていかねばなりません。
担任だけが熱を持って1人盛り上がってもいけないし、保護者が熱心なのはありがたいことだけれども、暴走しすぎて我が子に何かを強制させてしまうのもよくないだろうし、肝心の生徒本人がただただその場にいるだけの置物と化して一言も話をしないのもよくない。
結構な生徒が、何か他人事のような感覚で「どうすれば良いのか指示を待つ」傾向にあるように感じ、中々の危機感を抱いてしまいます。他ならぬ自分の人生なわけだから、まずは自分がどうしたいのかを語れるようにしてあげなければなりません。本来ならば、周囲の大人ができるのはその「本人の想い」に対して助言や後押しをすることだけのはずです。
そんな「核」が抜け落ちたまま面談を進めると、後はもう担任と保護者の考える「理想」を披露し合うだけで終わってしまい、大した意味の無い面談となってしまいます。
生徒の思いを「引き出す」ための話術。なかなか難しいところです。
と言った感じで結構な神経と体力を消費する三者面談。生徒だけでなく保護者にも話をするわけで、緊張しっぱなしでぐったりと疲れてしまいます。
相変わらず夏休み期間の方が忙しいという理不尽さ……。補習や面談で朝から晩まで喋り倒すものだから、結構喉にきています。ポカリとのど飴が手放せません。