一学期も終わりに近づき、なんやかんやと慌ただしくなってきました。
成績処理、各種帳簿に関する帳尻合わせ、夏に発行するPTA関連書類の準備等々、夏休みを目前にし、やることは満載です。ここの所はブログの更新もおざなりになっている感は否めない。
しかも、別に夏休みだからと言って休めるわけなどなく、補習だ研修だ部活だと、盛りだくさんで熱い夏が待ち構えている。「教師は一カ月近く夏休みがあっていいよね」とは友人の談。どうも一般的な認識と内情のズレを感じずにはいられません。
後輩と授業の相互見学
さて、そんな中、本日は新任の先生と相互の授業見学をすることに。
「洗練」と言えば聞こえはいいけれど、「授業」というものは年月を重ねるにつれて自分の世界に閉じこもりがちなため、こうした視野を広げる機会を持てるのは非常にありがたいところです。
教員一年目の先生は、もちろん発展途上で荒削りなわけですが、そんな初々しさを見て「初心忘るべからず」とばかりに気持ちが引き締まるのを感じます。変な意味で「染まっていない」ため、これから先の授業づくりをするにあたってのヒントも貰えます。
一方で自分の授業も見てもらいましたが、後輩に授業を見てもらうのは「研究授業」とは違った程よい緊張感が味わえます。先輩教員や管理職からの厳しめのフィードバックをいただく経験もそれはそれで貴重な経験なのですが、いかんせん心臓によろしくないプレッシャーがある。
背中に変な汗をかきながらの授業は、必要以上に表面を飾りたてた「お芝居」じみた授業を生み出しがちで、果たしてこれでいいのかと疑問に思うこともままあります。
今回のような後輩に授業を見てもらうという経験は、普段の授業の在り方を冷静・客観的に見つめることに繋がり、格式ばった研究授業より格段に役立つように感じます。
年に一度、イベント的に研究授業を実施するよりは、常日頃から気軽に互いの授業を参観できるようにした方が総合的にはよさそうな気がします。
さらに外に飛び出して視野を広げてゆく
夏休み期間は全国各地で様々な研修会や教育的なイベントが実施されます。
いつも行きたいなぁと考えていたのですが、いかんせん私の住む田舎からは参加するための物理的ハードルが高く、これまでは指を咥えてネット上のレポを眺めているだけでした。
今年は思い切って参加の意思表明をしたところ、無事稟議も通してくれたので少し遠出をして広い世界を見に行こうと思います。
この夏休みに対するワクワク感、久しぶりに感じます。いい夏になるといいなぁ。