定期テストという制度がいつから始まったのかは知りませんが(調べればすぐ分かりそうなものだけど、もうそんな気力すらない)、そろそろこのスタイルも変えていけるのではないかと感じる今日この頃。
実施する側の目的を明確に
なんだか現場を見ていると、「テストのためのテスト」という感覚がまかり通っており、結局「やらなきゃいけないからやっている」と言わんばかりの局面をよく目にします。
「何のためにするのか」「どのように実施するのがベストか」「結果をどう扱うのか(評価に繋げるのか)」。この3点全てが明確でないのならば、無理にテストなんか実施しないでいいと思うのです。法的にも絶対に定期考査を実施しなければならないわけでは無いのですから。
そうした「正義」がすっぽりと欠落したテストの実施を強行することは、まず何よりも生徒の負担増を招いてしまう。しかも一夜漬けを推奨するようなテストも多いため、かけた労力に見合っただけの実力はつきづらいというおまけ付き。
そもそも、丸暗記が正義となるような勉強を強いている時点で、もう既に時代の流れに追いつけていない。そんなのはAIの仕事です。
わざわざ決められた期間内に、わざわざ全員を同じように座らせた上でのペーパーテストをする必要が本当にあるのか。その手間に見合うだけの効果が果たして本当にあるのか。そのあたりを根本的に問い直す時期であると思います。
評価の軸を定期テストに置くのではなく、日々の授業や活動の中に盛り込むことができれば、テストにかかる負担も幾分かマシになってくるはずです。上手くいけば、定期テストそのものを実施する必要すら無くなるのかもしれない。
ともかく無駄が多い
・残業をしながら必死に考査を作る時間。
・1時間近く何もやることないまま突っ立っていなければならない、退屈の極みであるテスト監督の業務。(まれに、不正行為が発覚したりしますので気は抜けませんが)
・これまた残業をしながら必死に採点をする時間。
全てひっくるめて無駄を削ぎ落とさねばなりません。
一刻も早い変革が望まれるところです。
と、いうことで、テスト関連業務に加え、なんやかんやでいろんな仕事が舞い込んできてかなり疲弊しているため、今日はこの辺で了。たまには早く寝よう。