ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

国語教育

「主体性のあるバカ」ほど厄介なものは無い

先日、進学コース一年生が受験した外部模試の結果が返ってきました。 分析してみると、これまでの生徒と比較して明らかに全体的な偏差値が下がっていることが分かります。(あまりそこを比較するべきではないのですが、どうしても気になってしまうところ) と…

「書き続ける」ために必要なこと

答えは割とシンプル。 「楽しむ」こと。それに尽きます。 以下、「個人的なブログの執筆」についてと、「学校における書く力の育成」について、それぞれ分けて書いていきたいと思います。 ブログ編 ブログを書き続けるということ 「わくわく」を維持するため…

「分かりやすく説明する力」を鍛えよう

ひたすらテストの採点をする一日。 生徒たちが書いた答案を採点していて感じるのは、「記述問題」が本当に苦手なのだな、ということ。分かりにくい文章を平気で書いてくる。 いや、どちらかと言えばこの状況は、彼らに国語を教えている私に非があるのであり…

人生で大事なことは、マンガから学んだ

さぁ、記念すべき連続更新20日目。 何を隠そう、私はマンガが大好きです。この年になってもまだ相変わらず少年漫画を読み続けています。何なら死ぬまで読み続けたい。心は永遠の17歳。そんな人生でありたいと思いながらも、最近目に見えて増えてきた抜け毛…

なぜ「作者の気持ち」を考えなければならないのか

前回の続きです。国語教育について考えていることをまとめておきます。 yasuteru24.hatenablog.com 「作者の気持ち」なんて誰にも分からない どうも国語という教科は勘違いを招きやすい。特に現代文に関しては、「センスの科目」などと言われ、果てには「ど…

国語教科書における「定番教材」の存在と「指導書信仰」について

国語は、教員の個性が教授内容に強く影響する教科だと思います。こう言うと「いや、それはどの教科も同じだ」という声が聞こえてきそうですし、そう、実際にその通りなのです。そこを否定するつもりはありません。 ですが、国語には「答えがひとつに定まらな…

「Kindle Paperwhite」を購入してから改めて気づいた、紙の本の良さ

やたらと長いタイトルになりましたが、今回は電子書籍と紙の書籍のお話。今更感ありありです。 私は人並みに読書はしていると思うのですが、「国語教師」というカテゴリの中ではかなり読書量が少ないはずです。 最近ネット上で様々な方のブログを拝読させて…

「記述力」の育成の難しさ

なんだかんだで一週間継続しての更新を達成していました。 何事も続けることって大事だなぁと実感。 とは言うものの、よく考えるとまだ国語教師っぽいこと何も書いていないことに今更ながら気づく。 と、いうわけで、申し訳程度にそれっぽいことを書いてみよ…