ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

文化祭に向けてコツコツと準備を進めていく

体育祭が終わったら次は文化祭の準備が始まる。

まずはクラスで何をするか話し合いをするところから。ここをあまり生徒に委ねすぎると、毒にも薬にもならない無難な企画を持ち出してきてしまう。そうなると、これまでの経験から考えると、やる気のある一部の生徒だけが一生懸命頑張り、その他大勢はその場のノリだけでただ何となく終わってしまうような単なる「思い出づくり」の文化祭になってしまいかねない。それは単純に見ていて面白くないので、なるべく回避したいところです。

 

クラスの生徒たちの様子を見ていると、まだ生徒自身の「主体性」に全てを委ねるのはまだ怖い。そこで、少しお節介を焼いてみようかなと思い立ち、とりあえずアンケート調査をしてみました。

行事予定表をざっと眺めてみると、なんだか今年は思いの他クラス全体で話し合ったり準備をしたりする時間が取れなさそうな気がする。となると、毎日ある15分ほどのホームルームの時間をうまく使いながら、コツコツと進めていく必要がありそうだ。理想的なのは、一つのプロジェクトを達成するにあたって身につけておきたい細々としたTipsを毎日少しずつ提示しながら、どうするのがよいのかをその都度全員で一緒に考えていく、という流れになるのかなぁ。

時間が無いからこそ、スケジューリングをきっちりとするところから始まり、適切な役割分担や人員配置についてもしっかりと考えさせていきたいところ。

なんだかんだで授業を計画するのと同じくらいの綿密な準備が必要になるのかなぁ……。正直、通常の授業準備であたふたしている現状なので、これ以上自分を追い込むのは精神衛生上よろしくないような気もする。

 

しかし、せっかくならばここを一つの学びの場としてうまく機能させてあげたいという気持ちはある。

文化祭は生徒の成長を実感できるまたとない貴重な機会。なるたけ工夫しながら進めていけるようにして、ただ消化するだけの行事にはしたくないところです。