本日は生徒の受けた外部模試結果の分析。
とにかく大量の数字が羅列されているので、そこに意味を見出していくことをしていかなければなりません。分析者の腕一つでデータは白くも黒くもなってしまうので、慎重な分析が求められます。これがまた骨の折れる作業なわけです。
一番やってはいけないのが、誰の目にも分かるようなあからさまな部分のみに注目することで満足し、微に入り細を穿つところまで辿りつかないような分析でしょう。
模試成績を返却した際に、大抵の生徒は偏差値や順位、志望校の合格判定などを確認して、それに一喜一憂するだけで終わってしまいます。目に見える単独の数字のみに注目し、それが意味するところを他との相関によって捉えるところまで考えが及んでいないわけです。これではいけない。こちら側でしっかりと分析をしてあげなければなりません。
これは大人の世界でも大差ないことがあり、例えばSWOT分析一つとっても、単にストロングポイントとウィークポイントを列挙するだけで満足しているケースもあったりします。これって、「グーはチョキに強くてパーに弱い」みたいなことを確認しただけで終わってしまっているようなもので、分析でも何でもありません。大事なのはその先にあるわけです。
ともかく分析は容易な作業ではありません。
今日も結構脳を酷使してしまい、思考回路はショート寸前。今すぐ眠たいよ。