ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

夜は1分でも長く起きていたい VS 朝は1分でも長く寝ていたい

私は基本的に夜行性なので、夜はいくらでも起きていられる。一方で朝は壊滅的に苦手で、体が全く動いてくれない。朝日の眩しさに思わず目眩がすることさえある。私のご先祖さまの系譜には、ネコの血と共に、吸血鬼の血もどこかで混ざっているに違いない。

そんな訳で、毎朝「あーあ、はやく世界滅びねぇかなぁ」などとぼやぼや考えながら職場へ車を走らせている。

 

 

体のコンディションを保つのに必要とされるベストな睡眠時間は個人差がある。

いわゆる「ショートスリーパー」と呼ばれる、かなり少ない睡眠時間で十分な休養が取れる人がいれば、その逆に「ロングスリーパー」と呼ばれる長時間の睡眠を取らねば日中の活動に多大なる支障をきたす人間も確かに存在する。

なにゆえ神は、遺伝子情報にこれほどの不平等な設計を施したのだろうか。人生における睡眠ってそれはもう「最も」と言って差し支えないほどの重要な要素なのである。そこに個体差を設けてしまったという残酷さよ。そんなことするくらいなら、いっそのこと世界を滅ぼしておくれ。

 

 

さて、もちろんこれは生徒にも当てはまるわけであり、教室では軽率に「睡眠を削ってでも勉強しろ!」などとは口が裂けても言えない。何事も体が資本なのである。それを強制的に損なわせる権利など誰にも無い。

せめて、「自分に必要とされる睡眠時間を見極めるべく、記録を取りながら自分の睡眠を分析しよう」とか、「睡眠時間の最低ラインを確保できるよう、起きていられる時間を最大限やりくりしよう」とか、そういった方向で話をしてあげなければならない。理不尽な量の課題や活動を強いるのではなく、日々のタスクを効率的にこなすためのノウハウを教えてやることが、生徒一人一人が自分の人生を豊かにするために必要な手だてになるはずだ。

自分がロングスリーパーであるからこそ、「寝なければやってられない」という生徒の気持ちはよく分かる。「たくさん寝なければいけないなら、寝ることを前提にどうしたらいいか考えていこう!」と寄り添える、そんな教員に私はなりたい。

 

 

とか言いながら、最近は私自身の睡眠時間が足りていない。

どう考えてもこのブログの執筆に要する時間がA級戦犯である。でも、ブログは辞めたくないし、本も沢山読みたいし、授業の準備もいくら時間があっても足りないくらいだし……、本当にやりたいことがありすぎてしまうので、ついつい最終手段である「睡眠時間を削る」という禁じ手に手を染めてしまっているのが事実。

 

 

ただ、明日は諸事情によりいつもより1時間以上早く職場に行かなければならない。「朝の出勤を1時間遅らせてくれたら、その分3時間残業します」がマニフェストの私にとって、これはもうエラい事態である。

今ならまだ間に合う、巨大隕石とか落ちてこい。人類の悪行を粛清する破壊の使徒よ、侵略してくるなら今のうちだぞ。

 

 

さすがにもうこれ以上の夜更かしはできないので、これにて了。

寝言は寝てから言うことにします。