ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

思ったこと

他者を説き伏せるのは、感情ではなく論理である

どうもあちこちを見ていると、「自己の感情」を前面に押し出して物事を都合の良いように推し進めようとする現場に遭遇する。周囲は理屈では同調しきれないものの、仕方が無くその人の感情に引きずられてしまう、という不毛なやり取りがそこでは繰り広げられ…

疲れが取れなくなってきた

ここ一週間は学期末のなんやかやでドタバタしていたため、じわじわと疲労が蓄積してきていたみたいです。リビングでついウトウトしていたらあっという間に寝落ちしてしまいました。 妙な体制で寝てしまったので体が痛い……。エアコンもつけっぱなしだったので…

お祭りに行こう(ただし補導員)

本日は地域のお祭りに行ってきました。補導員として。 【補導員】とでかでかと書かれた黄色い腕章をつけ、雑踏をかき分けながら二時間弱見回る。うん、全然楽しくない。 その場にいる全員がこの祭りを楽しもうと意気揚々としているところに【補導員】と書か…

「報道」は嘘をつく ――情報の荒波を乗りこなせ

現在何かと話題になっている吉本興業に関する記者会見。 そして本日は参議院議員選挙もあり、各種メディアはなんやかんやと大騒ぎです。 【目次】 情報は屈折する 一次資料を当たる大切さ 教育で何ができるか 情報は屈折する テレビや新聞をはじめ、最近で…

「休まない」のではない、「休めない」のだ

いわゆる「Do not」と「Can not」の違い。これを混同している状況はあちこちで散見されます。 これらを意識の上で明確に使い分けなければ、意図した通りの結果を出すことが非常に難しくなってくる。常に問い続けたい。 【目次】 「夏休み」という名の休めな…

「今日という一日」の価値を決めるのは、いつだって自分の心の持ちようひとつ

本日は全国的に終業式。長かった一学期もこれにて終了です。 ただ、世の高校生はここで明暗が分かれます。 さっそく明日からひと月余りの夏休みに突入する高校生がいる一方で、大学入試を目指す普通科では、大抵の場合夏季補習が実施されるために登校を余儀…

ねんがんの「iPad mini5」をてにいれたぞ!

ついに手に入れました、「iPad mini(第五世代)」。 少しでも安く買いたいと思いあれこれと調べてみましたが、どこもそれほど変わらないということが判明し、王道のApple公式ストアで購入しました。 そしてどうせ公式で買うならと、現段階の最高スペックを購…

クラスは担任一人だけのものではない

学期末と言うことで色々なイベントが立て続けに催されている。 何も学校は教科の勉強ばかりをするところではない、生徒達には是非とも多様な経験を積んでほしいところだ。 様々な行事を過ごすに当たり、担任の立ち位置は実に様々だ。 一歩引いたところから冷…

授業見学で視野を広げよう

一学期も終わりに近づき、なんやかんやと慌ただしくなってきました。 成績処理、各種帳簿に関する帳尻合わせ、夏に発行するPTA関連書類の準備等々、夏休みを目前にし、やることは満載です。ここの所はブログの更新もおざなりになっている感は否めない。 し…

何事も鍛え続けることが大切

本日は部活動の練習試合にて審判をしたのだけれども、結構久々だったため体が訛りまくりでした。全身が痛い……。 【目次】 高度な専門性と十分な体力を求められる審判の難しさ 授業をし続ける大切さ 教科を学び続ける大切さ 生徒に鍛え続けさせるために自分が…

本番に備えて追い込む

本日は対外模試の試験監督。 生徒にしてみれば定期考査が終わったばかりでの模試受験。また、金曜には検定も実施されたため、なかなかの過密スケジュール。結構きつかったはずです。 かくいう私も、試験監督でただ座っているだけだったのですが、五時間近く…

初夏の夜に思いを馳せる

もうすっかり夏ですね。 この界隈一の夏好きを自負する私としてこれはもうテンション爆アゲです。 フライデーナイトを満喫すべく、キリンザストロングを片手にのらりくらりとYouTubeで思い出の音楽を聴いたり懐かしい動画を見ていたらもうすっかり夜も更けて…

正しい会議の進め方は、誰かが教えるべきなのか? ――「生徒の主体性に任せる」の難しさ

さあやってきました生徒総会のシーズン。 毎度毎度、予定調和とも言えるお芝居にも似たやり取りが無為に交わされるだけの場となっていることに疑問を感じずにいられないところです。 果たしてこの会議に何らかの意義を感じている生徒はどれくらいいるのだろ…

余裕と油断

先日の大雨の影響で休校になったこともあって、まだテストが終わっていません。 なので、今回のテストは間に二連休を二度挟むという前代未聞のスケジュールに。 正直これだけあれば生徒としても相当に余裕をもってテスト勉強してくれるかと期待していたので…

家にひきこもるのにもエネルギーが要る ――自宅待機は「灼熱カバディ」とともに

大雨のせいで(おかげで)本日は臨時休校。 やはりこの地域でもあちこちで水害が発生しており、爪痕は深そうです。 生徒たちは無事だろうか……、今のところ連絡は受けていないけれども、もしかすると連絡ができないようなひどい状況に陥っていないとも限りませ…

悪いことは言葉にすると本当になる

って誰かが言っていたような気がします。 つい先日、突発的な天災・人災によって予定が崩れたら困るなぁという話をしたところで、この大雨です。 www.yasuteru24.com weathernews.jp 「一年間の総雨量の半分が一日で降ってくる恐れあり」とかもうわけがわか…

痛みの名は

どうも梅雨の時期が来ると偏頭痛が酷くなる。 テスト関連で頭を使うということもあって気分は最悪だ。薬も飲んだしもう寝よう。 思えば私は中学校あたりから偏頭痛症状は出ていたのだけれども、20歳を超えるまではこれが「偏頭痛」だと認識していなかった節…

忙しすぎて「脳みそがもう一つ欲しい」と思った時に思い出したいこと

最近より一層、なんやかんやと考えることが多く、毎度のことながら脳みそがパンク寸前です。土日でクールダウンせねばなりません。 つい最近までは、「ああ、自分がもう一人欲しい。分身の術をマスターしたい」と考えながら、『ナルト』を読み返していたわけで…

一冊の本に書かれた内容を全て受け入れる必要はない

テストを作らねばならないという時に限って、ついつい読書をしてしまう。 これは大掃除をしないといけないのについ卒業アルバムや卒業文集に夢中になったり、テスト勉強しないといけないのについ漫画を読み耽ったりしてしまうことに似ている。こんなことでは…

いよいよブログ連続更新150日目 ――やる気を出すにはまず自分のことを知るところから

さて、なんだかんだでブログの連続更新が150日目を迎えた。 一体いつまで続けようか、正直もうここまで来たら意地でもある。引くに引けなくなってしまったとも言う。 まぁ、そんなことはどうでもよくて、今回は定期考査の勉強に向けて生徒にどうやってやる気…

出張3日目 ――現実に引き戻される

何とか出張の全行程を終え帰校しました。 長期出張で学校を空ける際は、帰ってから自分のデスクを見るのが億劫です。 案の定、あらゆる資料がミルフィーユ状態になっていました。 クラスでも何やら一悶着あったらしく、週明けには手をかけていく必要がありそ…

出張2日目 ――長距離運転の孤独と退屈さを紛らわす

本日よりレンタカーを利用して、二手に別れての中学校巡り。ペアを組んでいた先生とも別行動になってしまいます。 となるとそこで生じるのは、眠気と孤独との戦い。 【目次】 ラジオを聴く ドラマCDを聴く J-ROCKを聴く 自分の声を聞く 俺の話を聞け ラジオ…

出張1日目 ――学校を離れて気付くあれやこれ

本日は生徒募集活動の出張1日目。 中学校を一校一校回り、勤務校のアピールをします。 もう既にお酒が入ってしまったので、出張1日目にて感じたことを箇条書きでまとめておきます。 ・自分が他校に乗り込んで始めて分かる、丁寧な対応のありがたさ。 →これ…

月曜日を駆け抜ける

なぜこうも月曜日は慌ただしいのだろうか。 朝から夕方まで分刻みのスケジュールを強いられ、毎週のように駆け抜けるように一日が終わってしまいます。 なんだろう、特に時間割が詰まっているわけではないのだけれども、なんやかんやでやることが多いのです。…

美容師さんと話して感じるコミュニケーション力の大切さ

本日は散髪に行きました。 夏も近づき日に日に暑くなってきているということに加え、来週は生徒募集のための営業活動という名の出張もあるため何としてでも今日の休みにさっぱりしておきたかったのです。 これまで散髪は特に時期を定めずに適当に行っていた…

たまの休みにサタデーナイトを満喫する

ようやく迎えた待ちに待った土曜日。のはずが、あっという間に夜を迎えてしまいました。なんでこうも休日というものは過ぎ去るのが早いのか。 来週は県外出張も控えており、数日間家に帰ることすらままならないためのんびりできるときにのんびりしておきたい…

誰のため、何のための勉強か

本日のメインは学年の生徒を集めて喝を入れるお仕事。 期末考査まであとしばらく時間があるために、ややだらけ気味なこの時期。もっと大局的に物事を捉え、「テストのための勉強」から脱却させてやらねばならない。 そのためにも「自分が何をしたいのか」を…

「教える」と「教わる」は表裏一体

今年は実習生が多いので、この時期は様々な教科で研究授業が実施される。 「たかが実習生の授業」と侮るなかれ。毎回たくさんの気付きを得ることができる貴重な機会だ。 【目次】 実習生にどこまでのレベルを求めるべきか 「教室」という密室の解放を 「評…

「多忙」という名の鉄壁のディフェンス

【目次】 生徒と直接関わるまでに済ませなければならないあれこれ 生徒と楽しくコミュニケーションを取るまでに済ませておきたいあれこれ 色々な人に対する済まない気持ちあれこれ 「ごめん」で済めば教員はいらない 生徒と直接関わるまでに済ませなければな…

「スマホゲーム」と「教育」の親和性についての一考察

【目次】 なぜ「ゲーム」は無条件に嫌われる? 奪うのではなく、上手な使い方を指南したい 「連続ログインボーナス」という動機誘因システム 「協力プレイ」という名の協働 「しょせんゲーム」と言わないで なぜ「ゲーム」は無条件に嫌われる? 公私を問わず…