ネコとコーラと国語と私

私立高校勤務の国語教師が感じた教育に関するあれこれ。あとたまにネコとかコーラとか。ブログ毎日更新中。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

未来のマナビフェスのまとめや感想など 「③キーノートセッション ―見える化をきっかけとした学校づくり―」

2日目のキーノートセッションは、待ちに待った中原淳先生の講演。先生のブログの熱心な読者である私としては、もはや講演の内容云々よりも生で中原先生を拝見できるということにテンションが上がります。そんなこんなで、アイドルのコンサートばりに気合いを…

未来のマナビフェスのまとめや感想など 「②授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」後半

前回に引き続き、京都大学の石井英真先生の講義の内容や、講義を受けて考えたことをまとめていきます。 【前回の記事はこちら】 www.yasuteru24.com 講義の前半のテーマは「学校を改革するとはどういうことか?」「『よい学校』とはどのような学校か?」であ…

未来のマナビフェスのまとめや感想など 「②授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」前半

【オープニングセッションの振り返りはこちら】 www.yasuteru24.com 選択制であるセッションAは、京都大学の石井英真先生による「授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」を選択しました。 これまたこんな機会でもなければ話を聞く…

未来のマナビフェスのまとめや感想など 「①オープニングセッション」

さて、今週参加してきた「未来のマナビフェス2019 ―2030年の学びをデザインする―」について、数日に分けて整理していこうと思います。 オープニングセッションは溝上慎一先生による「みんなではぐくむ学びの未来」と題された講演。 強い憧憬の念を抱いていた溝…

「進路についてはうちの子に任せています」という保護者の発言の裏に潜む罠

盆明け早々、今日も今日とて三者面談。長きにわたるクラス全員面談も、ようやく終焉が見えてきました。あと一息、油断せず、トラブルを起こさず、静かに完走したい。 本当にそれでいいのか? 面談時に進路の事などを保護者に話を振った際、結構な確率で遭遇…

書店側から見た「立ち読み」の功罪

どうして本屋での立ち読みはあそこまで捗るというのに、いざその本を購入するとなかなか読み進めることが出来なくなるのだろう。あれかな、「参考書買ったらそれで満足してしまう」のと同じ現象なのかな? 不思議です。 【目次】 「立ち読み」に罪は無い ど…

Eテレにおけるネコ番組「ねこねこ55」にNHKの本気を見る

最近なんやかやと話題に挙がるNHKですが、そんなNHKEテレが世に送る渾身の番組「ねこねこ55」。 わずか10分足らずの番組なのですが、そんな短い時間にネコの魅力をぎゅっっっと詰め込んだ、ネコ好きにとってはたまらない番組になっています。 そんな素晴らし…

なぜ古文単語を語呂合わせで覚えてはならないのか

国語教育界隈では蛇蝎のごとく嫌われている「語呂合わせ」による単語の暗記。 もちろん、国語教員の端くれとしてして「語呂合わせ」がよろしくないことには全面的に同意するところ。ただ、何の説明もなしに一方的に「語呂合わせ禁止」を突き付ける状況をま…

「論破」に囚われていては、正確な評価を下せない

現在、夏季補習を利用して、生徒の「伝える力」を伸ばすべく「読書感想文(マンガでもOK)」を書いてもらっている。 私自身、手探り状態な部分が大きく、事前にあらゆる状況を想定しながら慎重にすすめているのだけれども、実際には様々な課題が浮き彫りになっ…